深見東州(半田晴久) 氏の年間イベント一覧
深見東州氏のスポーツ振興 スポーツの力篇

深見東州先生は、2006年に国際スポーツ振興協会(ISPS)を設立しました。スポーツを通して社会貢献を行い、障がい者スポーツの振興を図ることが目的でした。そのため当初からフィランスロピー(慈善活動)の浸透に力を入れていました。

欧米のゴルフのトーナメントでは、賞金の一部を寄付したり、チャリティー活動を行うことが、自然に行われています。深見東州先生も日本でチャリティーに積極的に取り組み、ゴルファーにも社会貢献の意義を浸透させ、地域貢献にも寄与してきました。

その後はさらに、「スポーツの力」を強調されるようになります。

スポーツには希望を生み出し、人々を動かし社会を変革する力があると信じているそうです。人々を団結させ、地域社会に一体感をもたらす力があり、ひいては、世界の平和にも強力な力になれるとの信念があり、それがスポーツが社会的な責任を果たすための基礎の構築に取り組む国際スポーツ振興協会を、根底から支える柱になっているとのことです。

ところで国際スポーツ振興協会は、これまで多くのスポーツと関わり、支援をしてきました。中でもゴルフは男も女も関係なく、多少不健康でも、高齢になっても、また障害を持っていても、もちろん人種や国籍の違いも関係なく、一緒に楽しむことが可能で、健康増進や社会とのつながりを作ることにも役立ちます。

また、相手と直接戦うというルールではないので、紳士のスポーツともいわれています。そういう理由でゴルフを中心に支援をしてきたそうです。ゴルフの振興と社会貢献については、前回の記事に書きました。

今回はスポーツの力を社会の役に立てるためのさまざまな取り組み、ゴルフ以外のスポーツの支援やアンバサダーの活動について書いていきます。

スポーツサミットの開催 国連「文明の同盟」との提携

これまで4回にわたり、世界各国で「スポーツ平和サミット」を開催しました。世界中からアスリート、学者、専門家が集まり、スポーツの力がいかに人生に幸せと喜びをもたらし、社会を良くしているのか、また、平和に貢献する推進力になれるかについて、活発な議論を行い発信してきました。

  • 2012年「ロンドン・オリンピックの価値シンポジウム」於 : ロンドン
  • 2013年「スポーツ平和サミット東京大会」50名を超える各界リーダーが参加
  • 2014年「平和と発展のためのスポーツ平和サミット」於 : ニューヨーク国連本部
  • 2015年「平和と開発の推進力としての若者とスポーツ」於 : 南アフリカ ケープタウン

2014年の「スポーツ平和サミット」開催中に、国連「文明の同盟」(UNAOC)と国際スポーツ振興協会の提携が発表されました。異文化における衝突や紛争を防ぎ、理解と協力を推進する「文明の同盟」は、民衆同士における緊張緩和の一つとしてスポーツ振興の重要性に取り組み、そのためのパートナーとして国際スポーツ振興協会との提携が行われました。

バチカン「Sport at the Service of Humanity」のグローバルペイトロン

バチカンの文化評議会が主導する「Sport at the Service of Humanity」は、信仰とスポーツが地域社会を結びつけ、青少年を鼓舞し、人類により良い貢献ができるようにするための運動を推進しています。2017年には、初のグローバルペイトロンとして国際スポーツ振興協会を迎え入れ、協力していくことになりました。これは国際スポーツ振興協会が世界で最もスポーツによる社会貢献を推進している団体の一つであり、同じ価値観を有していることの表れと言えるでしょう。

インヴィクタス・ゲームと、アーチェリー競技の支援

インヴィクタス・ゲームは傷病兵による多種目競技大会になります。英国王室ハリー王子の提唱によって2014から始まりました。国際スポーツ振興協会は、第一回大会から継続して公式パートナーになっています。日本では傷病軍人によるパラリンピックと紹介されたりもしますが、出場する種目の経験は要求されません。パラリンピックの細かなルールや資格制度も適用されません。

国際スポーツ振興協会は、インヴィクタス・ゲームのアーチェリー競技をサポートしています。現在大企業が多く支援する中で、当初から何の見返りも要求することなく支援してくれた深見東州先生のことを、ハリー王子はとても大事に思っていることも知りました。ハリー王子とは、エイズ撲滅を推進するサンタバリーの支援でも協力しています。

また、アーチェリー競技に関しては、2012年から全日本アーチェリー連盟を支援しています。

ポロ競技でサンタバリーを支援

ハリー王子は、毎年サンタバリーを支援するためのチャリティポロ競技を開催しています。サンタバリーとはレソト王国のセーイソ王子とハリー王子によって設立された慈善団体です。南部アフリカにおける貧困とエイズに苦しむ子供たちの教育と救済、エイズ撲滅の活動を行なっています。

そのサンタバリー・チャリティポロ競技を、国際スポーツ振興協会は長年支援してきました。2018年からはタイトルスポンサーになっています。

アフリカ自然保護の慈善団体「Tusk」とのパートナーシップ

2016年、国際スポーツ振興協会はウィリアム王子がペイトロンを務める慈善団体「Tusk」とパートナーシップを締結しました。「Tusk」はアフリカの野生動物を保護するさまざまな活動を行なっています。

ハリー王子から、ウィリアム王子のチャリティを紹介されたのがきっかけだったそうですが、もともと南アフリカで野生動物保護の重要性を説いてきたそうなので、同じ理念を共有することになったのでしょう。「Tusk」が主催する、資金を集めるためのさまざまなチャリティーイベントを支援しています。

ニュージーランドオリンピック委員会の公式チャリティパートナー

2019年、ニュージーランド・オリンピック委員会は、2020東京オリンピックの公式チャリティパートナーに国際スポーツ振興協会を迎え入れました。これにより、東京オリンピック出場へのサポートだけでなく、オリンピック期間中に限らず、日本における学校やコミニティとのスポーツを通した交流を深める機会が得られました。

ニュージーランド・オリンピック委員会とパラリンピック委員会には、2016年リオ・オリンピックの時もサポートをしました。

サッカーリーグやチームをスポンサード

サッカー界への支援は、南アフリカのファイブス・フットボールから始まります。南アフリカでファイブス・フットボールを広めるアダム・ファイン氏から、アフリカの貧しい子供たちの教育に、サッカーがいかに貢献しているかを聞きます。サッカーができる環境を整えた地域だけは、若者の犯罪率が下がり、薬物使用も減る効果が表れている事実を知ります。それがサッカーを支援する始まりとなりました。

その後2014年から2年間、南アフリカのプレミアサッカーリーグに加盟するムプマランガ・ブラック・エイシズのメイン・スポンサーとなります。このチームの選手はサンタバリーで支援する子供たちとの交流にも協力してくれました。

2017年からは2年間、Jリーグ2部で低迷していた名門東京ウェルディの胸スポンサーを務めた時期もありました。その2年間はいずれもプレーオフに進出し、あと1勝で一部昇格というところまできました。しかし突然、大株主の意向による不本意なスポンサー下ろしにより、撤退することになりました。

同じ頃ニュージーランドフットボール協会とパートナーシップを結びます。2017/18シーズンから4年間、日本の天皇杯にあたるチャタムカップと、ニュージーランドの最上位サッカーリーグとなるプレミアシップをスポンサードしました。最終年は女子のプレミアシップもスポンサードしていました。

ラグビーチームをスポンサード

元オールブラックスのレジェンドであるリッチー・マコウが2019年に、同じくダン・カーターが2018年から国際スポーツ振興協会の活動に共鳴し、アンバサダーとして活動をはじめました。ニュージーランドがクライスト・チャーチの大地震で大変だった時、その復興をゴルフでサポートしたことがありましたが、そのような活動にも感謝していたそうです。

ラクビーの支援としては、英国のウィルチェアラグビー(車椅子ラグビー)のナショナルチームを2019年から支援しました。2021年に開催された東京パラリンピックでは、優勝候補を次々撃破し、見事初のメダルを金で獲得しました。

また、東京オリンピックに出場するニュージーランドチームも支援しましたが、ニュージーランドチームは過去最高の成績を残しています。7人制ラグビーでは、女子チームが金メダルを獲得しました。

2022年からはオーストラリアのラグビーユニオンを統括するラグビーオーストラリアとメジャーパートナー契約を結びました。7人制ラグビーの男女ナショナルチームのプリンシパルパートナーになりました。また、オーストラリア・ウィルチェアラグビー(車椅子ラグビー)のオフィシャルパートナーにもなっています。

ハルバーグ・アワーズ(Halberg Awards)をサポート

2018年、ハルバーグ・ファウンデーションと、国際スポーツ振興協会はパートナーシップを結びました。この財団は、1960年ローマオリンピック男子5千m金メダリストである、ニュージーランドのマレー・ハルバーグ氏が設立しました。ニュージーランドの身体障害者の人たちがスポーツに参加することで、生活の向上になるようにとの目的で活動しています。

国際スポーツ振興協会は、ハルバーグ・ファウンデーションが主催する、その年に最も活躍したニュージーランドのアスリートを表彰するチャリティイベント「ハルバーグ・アワーズ」を毎年サポートしています。

ボウリングの支援

国際スポーツ振興協会は、2007年から国内のボウリングの男女公式戦を支援しています。また女子シニアのトーナメントも支援しています。企業スポンサーがつきにくい状況だったボウリング界を支えるため、ボウリングの振興に取り組み、2023年現在も、継続して支援しています。

ローウィングを支援

2013年から、ロンドンのテムズ川で開催される「Parliamentary Boat Race」をスポンサードし、ボート競技の振興に寄与しました。これは英国の政治家が一堂に会してスポーツの力をアピールする場でもあるそうです。

2011年から、英国のモレシー・ボート・クラブの支援を行いました。このクラブは障がい者への支援活動も行なっています。2012年のロンドンオリンピック代表にクラブから8人が選出され、金メダルと銅メダル5個を獲得しました。

プロレス・ボクシングとの関わり

国際スポーツ振興協会によるサポートとは違いますが、深見東州先生はプロレスやボクシング界のレジェンドたちとの交流もあります。アントニオ猪木もその1人でした。また、国際スポーツ振興協会が主催するチャリティイベントやゴルフトーナメントに、プロレス界から天龍源一郎や初代タイガーマスク、長州力、ブル中野など、多くの有名レスラーが参加しています。

ボクシング界では、スポーツ平和サミット東京大会にイベンダー・ホリフィールドが参加し、マニー・パッキャオは、国際スポーツ振興協会のアンバサダーになっています。

ISPS アンバサダーの特徴

国際スポーツ振興協会のアンバサダー及び専属プロは、国内外を合わせると80人を超えるのではないかと思われます。正確な数字は把握してませんが、うちプロゴルファーが多数をしめています。

海外のプロゴルファーでは、アーニーエルス、ニック・ファルド、パドレイグ・ハリントンのようなメジャーチャンピオンも名を連ねています。女子もリディア・コ、ミンジー・リー、などのトップ選手が多くアンバサダー契約しています。ちなにみ欧米のプロゴルフには日本のような専属プロという概念はないそうです。

ゴルフ以外ではボクシングのマニー・パッキャオ、ラグビーのフランソワ・ピナール、リッチー・マコウ、ダン・カーターなど、そのスポーツでは知らない人はいないであろうレジェンドたちがいます。これら多くのアンバサダーに共通するのは、チャリティや社会への貢献という志を、半田晴久会長(深見東州先生)と共有していることだと、ゴルフジャーナリストが書いていました。

また、皆、お金に困っているような人たちではないので、契約金は高額ではないとも書かれていました。巷ではお金でつながりを買っているのではないかと勘繰る人もいるそうですが、そもそも目先のお金で動くような安っぽい人たちはいないとのことです。顔ぶれを見ると、言われなくても納得しますね。

一方で国内には、ジャンボ尾崎のようなアンバサダー契約のプロもいれば、谷原秀人プロのような専属契約のプロもいます。また、一般的には無名の選手やプロになる前の選手もいますので、海外のアンバサダーとは契約する基準が違うかもしれませんが、何かしらの基準があるとは思います。最近は自薦・他薦で契約を希望するプロも国内に多いと聞きました。

ゴルフ関係者からは、最近世界ゴルフ界の3大スポンサーの一つとまで言われているそうです。あとはロレックスとかメルセデス・ベンツなどでしょうか。おそらく巨額な資金を提供する世界的な大企業は、いくつもあるかとは思いますが、国際スポーツ振興協会は企業ではないため、費用対効果を考慮せずに、ゴルフ界全体の発展と、スポーツの力による人々の幸福の追求や、社会貢献やチャリティに力を入れてきたのではないかと思います。そのために大企業のスポンサーとは違う意味で、世界的に信用と評価が高くなっているのだろうと思います。

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